遺産の評価

相続人間で、遺産を公平に分配するためには、その前提として遺産の価値を把握しておく必要があります

評価の基準時

遺産の価格をいつの時点で評価するかについては、相続開始時と考える説と遺産分割時と考える説がありますが、遺産分割時とするのが実務の大勢です


不動産の評価

遺産のうちで最も評価が争われるのは、不動産、特に土地です

不動産の評価方法としては、以下の3つの方法がありますが、対象不動産の類型に応じて、これらを併用するなどして、総合的に判断します。

比較法

同種、同規模の不動産が市場において取引される価格との比較において価格を算定する方法

収益還元法

当該不動産を利用することによってどの程度の収益が得られるかに着目して、その収益を期待利回りで除して資本還元することにより価格を算定する方法

原価法

当該不動産の再調達原価について減価修正して価格を算定する方法


株式の評価

上場株式

上場株式は、遺産分割時の直近の時点における取引価格をもって評価する方法や、近接する一定期間(例えば、3ヶ月)の平均額をもって評価する方法があります。

非上場株式

以下のように、会社法上の株式買取請求の場合に利用される方法を用いて評価することになりますが、相続税算出のための税務署の評価方法を参考に評価することもあります。

純資産方式
会社の総資産価格から負債等を控除した純資産価格を発行済株式数で除して評価する方法

配当還元方式
会社の配当金額を基準として、これを発行済株式数で除して評価する方法

類似業種比準方式
会社と類似する業種の事業を営む会社群の株式に比準して評価する方法

混合方式
①ないし③の方法を組み合わせて評価する方法


相続について詳しく知りたい方はこちら

初めての相続 法定相続とは
相続人になれない場合 相続できる財産
遺産の範囲に争いがある場合 遺産の評価
遺産分割の種類と方法 遺産分割協議書の作成
 



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